3・11東日本大震災に伴う大津波により流失した標柱を、「三陸ジオパーク」が日本ジオパークとして認定されたことを機に、琥珀の歴史や文化を内外に発信すべく、くんのこほっぱ愛好会と北三陸大地の恵み・ジオパーク推進連絡会と共同し、野田村十府ヶ浦南端の土内地区(国道45号沿い)に設置された看板です。
玉川・土内くんのこほっぱ跡
「くんのこほっぱ」とは、琥珀採掘場を意味する久慈地方の方言です。(くんのこ=琥珀、ほっぱ=採掘)
久慈地方は国内最大の琥珀産地です。野田村玉川・土内地区では、昭和初期から昭和33年頃まで琥珀が採掘され、軍需物資(塗料など)や医薬品の原料として出荷されていました。
これらの琥珀は約8,500万年前に堆積した地層「久慈層群」より採掘され、白亜紀の琥珀は世界でも珍しいとされています。この地層からはアンモナイト、恐竜、海生は虫類などの化石が発見されており、日本の地質百選に選定されています。