外海育ちの野田村産ホタテ
野田村のホタテは、潮通しがよく、水質がきれいな、淀みのない荒れた外海(そとうみ)の海流に揉まれて育ちます。
ホタテが育てられる野田湾の沖合は、生活排水の影響を受けやすい内湾に比べて圧倒的に水質がきれいで、ホタテのエサとなるプランクトンが豊富。外海の速い潮の流れに乗って、どんどん栄養が流れ込みます。
荒波に揉まれおいしいエサをたっぷり食べた 野田産ホタテは、身が締まった肉厚でぷりぷりの食感と、雑味が無い透き通った味が特徴です!
また、野田村は中成貝(殻長9cm未満の若くて小型の貝)の出荷が許可されている岩手県内唯一の産地。中成貝独特のやわらかでふっくらとした繊細な味わいは、成貝とはまた違った美味しさです。
野田式外海流育法~漁師の愛情たっぷりに育っています!
一般的な養殖の内湾ではなく、外海での養殖のため、高波、濃霧と「ホタテには天国、漁師には過酷」と言われます。
ホタテは約2年で成貝となりますが、野田村のホタテ養殖は耳吊り方式(稚貝の端に穴を開け、紐に通して海に沈める方法)ではなく、ホタテが自由に動けるネット・籠で育てます。
さらに、貝の成長に合わせてネットを入れ替えたり、付着物の除去作業などを行い、良好な栄養環境の維持と成長管理を行います。
そしてホタテを水揚げしたあとは、海水できれいに洗浄し野田港の低温地下海水をふんだんに使用した水槽(ホタテが好む冷温環境)で一時保管。
出荷時に最も元気な状態となるよう、最後までホタテのストレスフリーにこだわります。
震災から立ち上がった漁師たち
東日本大震災の津波により、沖のホタテ養殖場や、港の市場、蓄養施設などすべて流失しました。漁師の命とも言われる漁船もほとんどが流され、壊滅的な被害を受けました。
しかし、漁師の皆さんは港の瓦礫の撤去をはじめ、流失を免れた2隻の船を修理して、関係者や村内外の多くの支援を受けながら、生産設備が徐々に復旧。平成24年に復旧にこぎつけ、震災前に毎年行っていた「野田ホタテまつり」を再開。村内外多くの方が野田のホタテを求めて港を訪れました。
そして平成26年には、漁場関係者などで組織した「岩手野田村荒海団」を結成。
2017年11月にはその品質が評価され、地理的表示(GI)に登録され国から認められた農林水産物となっています。
今後ますます漁師一丸となって、野田村産ホタテの生産に力を入れていきます。
関連イベント
野田ホタテまつり
毎年12月上旬~中旬に行われる「野田ホタテまつり」は、一年に一度、一般の方が蓄養施設(出荷前のホタテを一時保管する施設)から直接ホタテを購入できる冬の恒例イベントです。
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野田村産「荒海ホタテ」を通販でお求めいただけます。