岩手県北部で「田楽」といえば、固めに作られた豆腐を串に刺し、炭であぶって焼き豆腐にし、自家製のにんにく味噌を塗ってさらにじっくり焼き上げたもの。
もともとは沿岸地区ではヤマセによる冷涼な気候でコメがあまり育たなかったことから、大豆や雑穀などを生産しており、家庭でも豆腐作りを行っているところが多く、節句などの年中行事・お祝いごと・地域の集まり・お祭りなど、人が多く集まる時に登場していました。
今では豆腐作りをする人は減りましたが、「豆腐田楽」は変わらず野田村のソウルフード!
しょっぱ辛いにんにく味噌が、大豆本来の甘さを感じる手作り豆腐によく合います。